本記事では、呪術廻戦に登場する夏油傑について詳しく解説しています。
[st-midasibox title=”こんな人におすすめ” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold” myclass=””]
- 夏油と五条の関係が知りたい
- 夏油が闇堕ちした過去が気になる
- 夏油の正体は?
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漫画全巻と公式ファンブックの内容を元にまとめました。
呪霊たちに協力して五条の封印を先導した夏油傑。
五条の親友だった夏油が最悪の呪詛師に堕ちた過去は、呪術廻戦における大きな見どころの1つです。
ネタバレを含む内容ですが、夏油が気になる方はぜひチェックしてみてください。
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呪術廻戦|夏油傑とは
引用:呪術廻戦9巻©芥見下々/集英社
夏油傑のプロフィール
名前 (読み方) | 夏油傑 (げとうすぐる) |
年齢 | 26歳(享年) |
誕生日 | 2月3日 |
命日 | 2017年12月24日 |
身長 | 180cm以上 |
等級(階級) | 特級呪詛師 |
高専入学方法 | スカウト |
術式 | 呪霊操術 |
趣味・特技 | 格闘技 |
好きな食べ物 | 蕎麦(ざる) |
苦手な食べ物 | なし |
ストレス | 呪霊を取り込むこと |
声優 | 櫻井孝宏 |
「思想が偏ってる奴が描きたくて」
作者・芥見下々先生のそんな思いから登場したキャラクター。
名前の由来は岩手県にある「夏油高原スキー場」です。
特級呪詛師
夏油傑は呪術師の等級の中でも最高位に属する「特級」の1人です。
しかし、100を超える一般人を呪殺。呪術高専を離反して呪詛師となりました。
[st-midasibox title=”夏油傑の考え” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold” myclass=””]
- 呪術師ではない非術師が嫌い
- 呪術師だけの世界を作りたい
- そのためにはすべての非術師を消す必要がある
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このような考えの元、仲間を集めて呪術師だけの世界を作るために行動しています。
非術師のことを「猿」と呼び毛嫌いしますが、夏油が嫌うのはあくまで「非術師のみ」。
若い術師を理由もなく殺すようなことはせず、後に「高専の連中まで憎かったわけじゃない」とも述べています。
ちなみに作者は最もモテる男性キャラとして夏油を挙げています。
五条との関係
引用:呪術廻戦9巻©芥見下々/集英社
夏油は五条の生き方に大きな影響を与えています。
[st-midasibox title=”夏油が五条に与えた影響” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold” myclass=””]
- 一人称が「俺」→「僕」に(夏油のアドバイス)
- 自分だけが強くてもダメだと考えるようになる
- 強く聡い仲間を育てるために教育の道を選ぶ
[/st-midasibox]
高専時代の2人は同級生で親友の関係。
意見をぶつけ合うこともありましたが、お互いを信頼し気遣う間柄でした。
- 「”私達”は最強なんだ」/「”俺達”最強だし」と互いに発言
- 任務のために1日中術式を展開する五条を夏油は気遣う
- 五条は「オマエもいる(だから問題ない)」と夏油を信頼
また、学生時代の五条は夏油の判断を善悪の指針にしていた節があります。
親友・相棒と呼べる間柄でしたが、後述の過去が原因で2人は別々の道を歩むことになりました。
夏油の能力
引用:呪術廻戦0巻©芥見下々/集英社
夏油は術式「呪霊操術」で様々な呪霊を自由自在に操ります。
体術も非常に強く、パンダや他の呪詛師を接近戦で圧倒していました。
また、「游雲」という三節棍の形状をした特級呪具も使用しています。
作中ではまだ領域展開を使用していません。(使用できるかは不明)
術式・呪霊操術
夏油は呪霊を黒い玉にして飲み込むことで呪霊操術に取り込みます。
尚、このときの呪霊は「吐しゃ物を処理した雑巾を丸飲みにしたような味がする」とのこと。
[st-midasibox title=”呪霊操術の能力” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold” myclass=””]
- 呪霊をしもべとして操る
- 呪霊の術式も発動可能
- 2級以上格下の呪霊は無条件で取り込み可能
[/st-midasibox]
取り込める呪霊の数に制限はなく、過去に夏油は少なくとも4,000体以上を保有していました。
強みは手数の多さ。準一級以上の呪霊を複数使役し、絶え間なく呪霊を放つ戦法が非常に強力です。
夏油が操った主な呪霊
呪霊 | 能力 |
---|---|
化身玉藻前 (けしんたまものまえ) | 乙骨憂太に放つ 特級呪霊の内の1体 |
虹龍 (こうりゅう) | 伏黒甚爾に放つ 手持ちの呪霊で最も硬い |
口裂け女 | 伏黒甚爾に放つ 空間に巨大なハサミが出現 |
疱瘡婆 (ほうそうばばあ) | 冥冥に放つ 棺桶に拘束→墓石で埋葬 |
大鯰 (おおなまず) | 虎杖悠仁に放つ 穴に落ちたと錯覚→引っくり返す |
また、取り込んだ呪霊をまとめてぶつける呪霊操術・極ノ番「うずまき」という技もあります。
百鬼夜行時に夏油は「うずまき」で4461体の呪い+玉藻前を1つにして乙骨にぶつけました。
夏油は呪霊操術で取り込んだ呪霊はすべて把握しています。
夏油の過去
引用:呪術廻戦8巻©芥見下々/集英社
学生時代の夏油は五条と最強のコンビとして活躍しています。
当時の夏油は「呪術は非術師を守るためにある」と考えていました。
天内理子の護衛
引用:呪術廻戦8巻©芥見下々/集英社
呪術高専2年の夏油と五条は、共に天元の星漿体(せいしょうたい)・天内理子(あまないりこ)の護衛任務に就きました。
[st-midasibox title=”天元と星漿体” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold” myclass=””]
- 呪術界の結界の要である不死の呪術師「天元」
- 500年に一度、天元は己の進化を止めるために星漿体と同化
- この同化を阻止しようとする組織が存在
[/st-midasibox]
呪詛師集団「Q」と盤星教「時の器の会」の刺客を退け、間もなく任務終了となるところで…
伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)が襲撃
「呪術師殺し」の異名を持つ甚爾に五条は敗北し、天内理子も命を奪われました。
2人を失った夏油は甚爾に挑みますが、死なない程度のダメージを負わされて生かされます。
このとき夏油が殺されなかったのは、呪霊操術の使い手だったためです。
夏油が死んだ後に取り込んでいた呪霊がどうなるかわからないことを甚爾は危惧していました。
非術師の存在に疑問を持つ
その後、一命を取り留めた五条が覚醒して甚爾を倒します。
夏油がその場に駆け付けると、非術師である盤星教の信者たちは天内理子の死を拍手で喜んでいました。
盤星教は「純粋な天元」を崇拝し、天内理子との同化を望んでいません。
この一件で非術師の醜悪な面を目にした夏油は、非術師の存在に疑問を持ち始めることになります。
また、文字通り「最強の術師」となった五条は単独で任務をこなすようになり、夏油は1人になることが増えました。
九十九由基の考え
引用:呪術廻戦9巻©芥見下々/集英社
非術師の価値が揺らぐ中、夏油は特級術師・九十九由基(つくもゆき)と出会います。
[st-midasibox title=”九十九の考え” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold” myclass=””]
- 呪霊の生まれない世界を作りたい
- そのために全人類を術師にしたい
[/st-midasibox]
じゃあ、非術師を皆殺しにすればいいじゃないですか
そうつぶやいた夏油に九十九は「非術師は嫌いかい?」と尋ねます。
- 「非術師を見下す自分」
- 「それを否定する自分」
- どちらを本音にするのかは君がこれから選択するんだよ
夏油の葛藤を聞き入れた九十九はこのようにアドバイスしました。
そして、夏油は後輩の灰原を失い、「非術師を守る先にあるのは仲間の屍の山では?」と絶望を強めていきます。
高専から離反
とある村で起きた神隠し事件解決の任務に就く夏油。
[st-midasibox title=”神隠し事件” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold” myclass=””]
- 夏油は事件の原因となる呪霊を祓う
- 村人たちは原因を不思議な力を持つ双子と決めつけていた
- 村人たちは無関係の双子を監禁して迫害を続けていた
[/st-midasibox]
このとき「自らの本音」を選択した夏油は双子を救うために村人112名を殺害して逃走。
呪術高専から離反した夏油は、規定に基づき呪詛師として処刑対象となりました。
夏油に救われた双子の女の子は、後に登場する枷場(はさば)菜々子と美々子です。
以降、夏油の娘のように育てられた2人は呪詛師として夏油の計画に加担していきます。
五条との決別
引用:呪術廻戦9巻©芥見下々/集英社
処刑対象となった夏油は実家の両親も手にかけ、行方をくらませていました。
そんな中、同期の家入硝子を経由して五条と対面することになります。
五条「術師だけの世界を作る!?無理に決まってんだろ!!」
夏油「傲慢だな 君にならできるだろ 悟」
「自分にできることを他人にはできやしないと言い聞かせるのか?」…夏油は五条に言います。
生き方を決めた夏油を五条は追うことも殺すこともできませんでした。
私に従え 猿共
そして、夏油は解体されたはずの盤星教を乗っ取り、非術師抹殺のために暗躍していきます。
ちなみに夏油が非術師を「猿」と呼ぶのは、伏黒甚爾の「呪術も使えない俺みたいな猿」という言葉からきています。
夏油の最後
引用:呪術廻戦0巻©芥見下々/集英社
夏油は百鬼夜行で呪術高専の学生・乙骨憂太と戦って敗北します。
その後、五条の手によって最後を迎えました。
百鬼夜行
呪術廻戦本編の1年前。
夏油は「家族」と呼ぶ仲間たちとともに呪術高専で宣戦布告します。
[st-midasibox title=”百鬼夜行” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold” myclass=””]
- 12月24日の日没と同時
- 場所は新宿と京都
- 各地に1,000の呪いを放つ
[/st-midasibox]
百鬼夜行の真の目的は特級過呪怨霊「祈本里香」の被呪者である乙骨憂太を孤立無援に追い込むこと。
夏油は呪術師たちを引き付けている間に乙骨を殺し、祈本里香を手に入れようとしていました。
乙骨に敗北
引用:呪術廻戦0巻©芥見下々/集英社
思惑通り高専に残った乙骨を襲撃する夏油。
同期たちを傷つけられたことに乙骨は怒り、特級過呪怨霊「祈本里香」を完全に顕現させました。
[st-midasibox title=”夏油と乙骨の戦い” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold” myclass=””]
- 多量の呪霊で攻める夏油
- 乙骨は里香の底なしの呪力で応戦
- 近接戦闘にもつれ込む
[/st-midasibox]
夏油の呪霊操術・極ノ番「うずまき」に対抗するため、乙骨は自らを生贄にして里香の呪力制限を解除。
互いの死力を尽くした技のぶつかり合いは乙骨の勝利で終わります。
夏油の死亡シーン
引用:呪術廻戦0巻©芥見下々/集英社
百鬼夜行に参加した呪詛師たちは逃走。右腕を失った夏油の前に五条が現れます。
敗北を悟った夏油は乙骨の学生証を五条に渡し、最後の言葉を残しました。
誰がなんと言おうと非術師は嫌いだ
でも別に高専の連中まで憎かったわけじゃない
ただこの世界では 私は心の底から笑えなかった
そして、五条の手によって最後の瞬間を迎えました。
このときの五条の最後の言葉は読めないものになっていますが…
- 夏油は「最後くらい呪いの言葉を吐けよ」と言った
- 作者は「0巻の中で言ってます」と言及している
これらのことから…
僕の親友だよ たった一人のね
「呪いの言葉」ではないことも含めて、漫画0巻のこの言葉が最もふさわしいのかなと思います。
夏油傑の正体
引用:呪術廻戦11巻©芥見下々/集英社
現在、物語に登場している夏油傑は何者かに乗っ取られた偽物です。
その正体についてはまだ判明していませんが、「史上最悪の呪術師」と呼ばれる加茂憲倫と同様の傷跡を持ちます。
偽夏油は漏瑚や真人などの未登録呪霊たちと協力し、渋谷事変で五条悟を封印しました。
偽物の夏油
何者かが肉体を渡る術式で死亡した夏油に成り代わって肉体を操っています。
[st-midasibox title=”偽夏油の特徴” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold” myclass=””]
- 額にツギハギの傷跡がある
- 脳は身体を乗っ取っている呪詛師の肉体の一部
- 頭の中身はメロンパンにそっくり
[/st-midasibox]
偽夏油の成り代わりは五条の「六眼」(りくがん)ですら「本物の夏油」と判断するほど。
また、額の傷跡は「縛り」なので反転術式でも治すことができません。
夏油の死後、五条がその場で火葬していれば、乗っ取られることはなかったとのことです。
ちなみに五条は気を使って遺体の処理を同期の家入硝子にさせませんでした。
偽夏油の術式
自分の術式と乗り移った肉体が元々持つ術式。
偽夏油は2つの術式を持つことができるため、夏油の呪霊操術も自在に操っています。
特級呪霊も支配下に置くことが可能で、協力体制だった真人も呪霊操術で偽夏油に取り込まれました。
夏油が復活する可能性
引用:呪術廻戦11巻©芥見下々/集英社
いつまでいい様にされてんだ 傑
五条のこの言葉に反応したかのように右腕が動き、偽夏油の首を絞めました。
偽夏油も「初めてだよ こんなの」と言っています。
現在のところ、上記以外で本物の夏油が復活するような描写はありません。
夏油の最後や活躍は漫画の何巻?
夏油の最後や活躍は主に以下で描かれています。
活躍 | 漫画 |
---|---|
百鬼夜行と夏油の最後 | 0巻 |
学生時代の夏油 | 8巻 |
夏油の闇堕ち | 9巻 |
偽夏油であることが判明 | 11巻 |
偽夏油の正体や本物の夏油の復活など、今後の展開も目が離せません。
追加情報があり次第、更新していきます。
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